ゆうあいの郷では、 10月にインフルエンザウイルスの予防接種、11月11日、18日には新型コロナウイ
ルスの予防接種を実施しました。
この季節、寒暖差が激しくなり、空気も乾燥し、病原体(ウイルス)の飛散の増加すること等々が原因で、感染
症の発生が高まってきます。
感染症とは、病原性微生物(病原体)がヒトの体内に侵入し増殖することで症状を引き起こす病気です。病原
性微生物にはウイルスや細菌などがあります。主な病原体として新型コロナウイルスやインフルエンザウイル
ス、ノロウイルスなどがよく知られております。
感染症は病原体(感染源)、感染経路、宿主(ご利用者)の3つの要因が揃うことで感染します。これらに対し
て適切な対策をとることで感染を防ぐことができます。
・感染源(病原体)の排除については、抗ウイルス薬や抗菌薬で病原体そのものを取り除くこと、加熱や消毒が
有効なものもあります。
・飛沫感染や接触感染などの感染経路を防ぐことが重要です。
・感染経路の遮断については、マスクや手洗い、換気、咳エチケットが有効になります。
・宿主の抵抗力の向上については、ウイルスや細菌に感染する宿主の抵抗力を高めることが重要で、ワクチンの
予防接種はもちろん、栄養バランスの取れた食事や、こまめな水分補給が有効です。
介護施設においては、ご高齢で、様々な持病をお持ちで、抵抗力の低いご利用者が多いため、一旦感染症が発
生すると施設全体に感染症が蔓延するとともに、命に係わる危険性があります。日頃からご利用者の様子をしっ
かりと観察し、”いつもと違う”という状態を迅速に察知するとともに、今後も継続して、感染症予防のため、対策
を講じて参ります。