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排泄介助研修開催🚻

ゆうあいの郷では、いくつもの委員会があり、日々利用者の皆様を安全で、快適に過ごして頂く

ための活動を行っております。その一つとしてあるのが、職員を対象とした研修(教育)です。

研修には、身体拘束・虐待、感染症予防、褥瘡予防、事故防止、排泄介助など多岐に渡り、それ

ぞれの研修は、外部講師を招いたり、職員が講師となり研修を実施しています。また、外部機関へ

研修に参加し介護技術・知識を深めることもあります。

何はともあれ、介護施設としては、そこで働く職員の介護(介助)に対する知識、技術をいかに

レベルアップさせるか、そしてどの職員が対応しても、統一した介護サービスを提供できるように

するかが非常に大切となります。

今年度から、ゆうあいの郷においては、各委員会の研修と並行して、ゆうあいの郷の施設長が、

学校長である湘南医療福祉専門学校のご協力のもと、定期的に研修を行う試みを始めました。

今回は、その第一弾として、4月度は、排泄介助の研修を数回にわたり、湘南医療福祉専門学校

で開催しました。(今後も色々な分野の研修が続きます。)

排泄介助は、食事介助、入浴介助と並ぶ、身体介護の1つで、皮膚トラブルなく、安眠できる

等、利用者の皆様を快適で過して頂くためには、非常に大切な介助であります。また、利用者の皆様

の羞恥心、プライバシーを十分配慮したうえで、排泄状況を把握し介助をすることも大切となりま

す。何よりも、おむつをいかにきれいに、早くあてることができるかは、介護する我々職員の永遠

のテーマであり、腕(技術)の見せ所でもあります。

おむつは介護に欠かせないアイテム。それゆえに慣れた方法で扱いがちですが、正しく使用しな

いと、おむつの性能を活かし切れていないケースも少なくありません。おむつの当て方が、不適切

であった場合は、鼠経部、背中から排泄物が漏れて衣服を交換しなければならず、利用者の皆様の

負担はもとより、介助に時間がかかり、職員の負担も大きくなります。

今回の研修では、このような問題も含め、基本に立ち返り、おむつのあて方、陰部洗浄につい

て、実技を交え教えて頂きました。

講師である齋藤先生、なんでもゆうあいの郷の”大先輩”とか。私達ゆうあいの郷職員に対して、講

義の合間に、昔のゆうあいの郷のこと、最近見学に言った印象などもお話しして頂き、講義は、和や

かな中にも、鋭い突っ込みあり、温かく、優しい眼差し?が感じられました。(そう感じたのは私

だけ?)

日頃から行っている排泄介助ではありますが、改めて、おむつをされる側を体験、そして他職員

のオムツ介助を見て、自身の介助方法を顧みること、そしてご利用者の立場で介助される側を体験

でき、『有意義であった』、『新鮮だった』との参加者からの声。また、先生から教えて頂いた、

オムツの位置ずれの修正方法に関しては、教科書にはありませんが、安全かつ理にかなった、利用

者にとっても、介護する職員にとっても負担がかからない方法で、参加者一同、『現場で実践して

みたい』との声が多く聞かれました。(これまでに研修に参加した職員も、すでに実践し、好評

であります!)

現場経験も豊富で、日頃から生徒の皆様に教鞭をとられている大先輩ならではの、まさに齋藤マ

ジック! これからの研修でも、数々のマジック期待しております (笑)

今回の研修、今後開催される研修においても、その内容を、職員ひとりひとりがしっかりと理解

し実践することで、、ゆうあいの郷で生活される利用者の皆様に、これまで以上に負担がかからな

い介助ができればと考えています。

研修とは字の如く”研いて修める”ということです。職員はしっかりと今回の研修で習った知識

(技術)について、顧みて自分自身で内容を理解し、自分の知識として吸収して頂きたいものです。

何事も、受け身の形ではなく、自ら進んで取り組む姿勢が大切ですし、そうしないと知識も身につ

きませんから!

その上で、教わった知識を実践することで、上手くできたときの達成感、はたまた、上手くでき

なかった時のなぜ?どこがいけなかったんだろうか?と考え、次に進もうとする向上心が生まれ、

介護職員として成長して行けるのだと思っています。